ぬいクロスパウダーボアを実際に使ってレビュー|手触り・毛足・縫いやすさを紹介

生地


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はじめに

今回は、清原の「ぬいクロスパウダーボア」を実際に購入して、ぬいぐるみ作りに使ってみました。

今回購入したカラーは、

・パールホワイト
・ココアブラウン

の2色です。

ユザワヤとオカダヤで購入しました。

実際に触ってみた第一印象は、とにかくふわふわ・もこもこ。

肌触りがよく、うさぎやくまなど、小動物系のぬいぐるみ作りにも合いそうだと感じました。

この記事では、実際に使って感じた手触りや毛並み、裁断時の毛くず、印の付けやすさ、手縫いでの縫いやすさなどを紹介します。

ぬいクロスパウダーボアとは

「ぬいクロスパウダーボア」は、清原株式会社から販売されている、ぬいぐるみ作り向けのボア生地です。

公式サイトによると、

・素材:ポリエステル100%
・サイズ:約70cm×30cm
・毛足:約4mm

となっています。

ぬいぐるみ本体や、推しぬい用の着ぐるみなどに使える素材として販売されています。

今回私が購入したのは、パールホワイトとココアブラウンです。

ぬいクロスパウダーボアのパールホワイト(左)とココアブラウン(右)
楽天市場でぬいクロスパウダーボアを見る

手触りはふわふわ・もこもこ

手触りは、名前のとおりふわふわ・もこもこしています。

毛足が短すぎず長すぎず、表面にやわらかい毛がしっかり感じられます。

肌に触れたときの感触もよく、思わず何度も触りたくなるような生地です。

個人的には、この質感はうさぎやくまなど、小動物系のぬいぐるみを作るときに特に合いそうだと感じました。

パールホワイトとココアブラウンはどちらも、やわらかい雰囲気の作品を作りたいときに使いやすそうです。

ぬいクロスパウダーボア(パールホワイト)の表面
ぬいクロスパウダーボア(パールホワイト)の表面
ぬいクロスパウダーボア(ココアブラウン)の表面
ぬいクロスパウダーボア(ココアブラウン)の表面

毛の密度と縫い目の見え方

毛の密度については、特別高いとも低いとも感じませんでした。

ただ、実際に縫ってみると、毛足のおかげで多少ラフな縫い目でも隠れて目立ちにくくなります。

縫い目がきれいに仕上がるか不安なときでも、周囲の毛が自然にカバーしてくれるのは、使いやすいと感じたポイントです。

横から見たぬいクロスパウダーボア(パールホワイト)
横から見たぬいクロスパウダーボア(パールホワイト)
横から見たぬいクロスパウダーボア(ココアブラウン)
横から見たぬいクロスパウダーボア(ココアブラウン)

パールホワイトとココアブラウンの違い

パールホワイト

パールホワイトは多少の差はあるものの、毛流れによる色の濃淡はほとんど気になりませんでした。

そのため、私としては毛流れをそれほど意識せずに裁断・縫製しても、仕上がりで気になることはありませんでした。

毛の向きをあまり神経質に考えず使えるという点では、扱いやすいカラーだと感じました。

ぬいクロスパウダーボア(パールホワイト)の毛流れ比較
ぬいクロスパウダーボア(パールホワイト)の毛流れ比較

ココアブラウン

ココアブラウンは、パールホワイトと比べると毛流れが分かりやすく、毛の向きによる色の濃淡が気になりやすいです。

写真のとおり、見る方向や毛並みによって少し明るく見えたり濃く見えたりします。

仕上がりの見た目をそろえたい場合は、裁断するときに毛の向きを確認しておいたほうがよさそうです。

ぬいクロスパウダーボア(ココアブラウン)の毛流れ比較
ぬいクロスパウダーボア(ココアブラウン)の毛流れ比較

裁断すると細かな毛くずがかなり出る

ハサミでの裁断自体はできましたが、切ったあとはかなり細かな毛くずが出ました。

長い毛がバラバラと抜けるというより、細かな「ほわほわ」とした繊維が、裁断した生地を広げたときにファサッと舞うような感じです。

そのまま作業を続けると、机の上や周囲に毛くずが広がりやすかったため、私は裁断後に大きめのゴミ箱の上で生地を何度か軽く払い、余分な毛くずを落としてから使っていました。

このひと手間を入れておくと、その後の縫製作業が少し楽になります。

裁断するときは、近くに大きめのゴミ箱を用意しておくと便利だと思います。

毛くず
毛くず

生地への印付け

型紙を写すときの印付けには、私がよく使用しているソーラインの「自然に消えるローラーペン(パープル)」を使用しました。

印付けの際は、厚紙で作った型紙を生地の裏側に置き、抑えながら型紙の外周をローラーペンでなぞりました。

パールホワイトもココアブラウンも描きにくさは感じず、スムーズに生地の裏に印を付けることができました。

パールホワイトの場合は白地に紫の線のため、ローラーペンの線も見やすく裁断しやすかったです。

ぬいクロスパウダーボア(パールホワイト)にローラーペンで線を引いた様子
パールホワイトにローラーペンで線を引いた様子

一方でココアブラウンの場合は、生地の色がしっかりしているためローラーペンの線がやや見えにくく、裁断するときに少しやりにくさを感じました。

ぬいクロスパウダーボア(ココアブラウン)にローラーペンで線を引いた様子
ココアブラウンにローラーペンで線を引いた様子

私はココアブラウンを裁断する際、線を引いたところを照明で明るくしながら切るようにしました。

こちらの生地にかかわらずですが、色の濃い生地に線をつける場合、白など生地とのコントラストがはっきりする色のチャコペンを使うほうが見やすいと思います。

とくにぬいぐるみのように細かなパーツを正確に裁断したい場合は、細く生地とのコントラストがはっきりとでるチャコペンを使用するのがおすすめです。(もし良いペンがあればぜひ教えてください。)

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手縫いで縫ってみた感想

今回はミシンではなく、手縫いでぬいぐるみを作りました。

基本的には「半返し縫い」で縫い進めました。

生地2枚を縫い合わせる程度であれば、針はかなり通しやすいと感じました。

途中で針や糸の状態によって引っかかることはありましたが、生地そのものが原因で「針が通りにくい」と感じる場面はほとんどありませんでした。

カーブ部分についても、特別縫いにくいという印象はありませんでした。

生地同士はずれにくかった

縫い合わせるときに、生地同士が大きくずれて困ることもありませんでした。

最初はマチ針で生地を固定していましたが、途中からダイソーの手芸クリップを使うようになりました。

どちらを使った場合でも、生地がずれて縫いにくいということは特に感じませんでした。

マチ針と手芸クリップは使い分けると便利

手芸クリップは、生地を簡単に固定できるので便利でした。

ただし、小さなパーツを手縫いするときは、クリップ自体の重みで生地が引っ張られ、かえって縫いにくく感じることもありました。

そのため、

・大きめのパーツ → 手芸クリップ
・小さなパーツ → マチ針

というように、パーツの大きさによって使い分けると作業しやすいと思います。

生地を何枚も重ねるとさすがに縫いにくい

通常の縫い合わせでは針が通りやすかったのですが、パーツ同士をつなげる部分では、生地が何枚も重なることがあります。

今回、6枚ほどの生地が重なった部分を縫う場面がありましたが、さすがにそこでは針が通りにくく、縫いにくさを感じました。

ただ、これはパウダーボア自体が極端に縫いにくいというより、重ねた枚数が多かったことによるものだと思います。

毛を縫い込んでも縫い目は目立ちにくかった

縫っているときに少し難しかったのが、毛の扱いです。

ぬいクロスパウダーボアは毛がさまざまな方向を向いているため、毛流れをきれいに整えながら縫うのは少し難しく感じました。

実際、縫っている最中はかなり毛を縫い込んでしまっていたと思います。

ただ、縫い終わって表に返してみると、周囲の毛が縫い目を自然にぼかしてくれました。

そのため、多少毛を巻き込んだり、縫い目がきれいにそろわなかったりしても、完成した状態では思ったほど目立ちませんでした。

この点は、手縫いでぬいぐるみを作るときにかなり助かるポイントだと感じました。

縫い目(こちらはだいぶ前に作ったぬいぐるみのため、毛がごわついてしまっています。申し訳ございません…)
縫い目(こちらはだいぶ前に作ったぬいぐるみのため、毛がごわついてしまっています。申し訳ございません…)

ぬいクロスパウダーボアと同ブランドのぬいクロスボアを組み合わせてぬいぐるみの耳をつくった際も縫い目はほとんど気になりませんでした。

ぬいクロスパウダーボアとぬいクロスボアを組み合わたときの縫い目
ぬいクロスパウダーボアとぬいクロスボアを組み合わたときの縫い目

良かったところ

実際に使ってみて、特に良かったと感じたのは次の点です。

・ふわふわ、もこもことした肌触りが気持ちいい
・手縫いでも針を通しやすい
・生地同士が大きくずれにくい
・多少ラフな縫い目でも毛足が自然に隠してくれる
・パールホワイトは毛流れをあまり気にせず扱えた
・生地の裏側に印を付けやすい
・小動物系のぬいぐるみに合いそうな質感

気になったところ

一方で、使っていて気になったところもありました。

・裁断すると細かな毛くずがかなり出る
・ココアブラウンは毛流れによって色の濃淡が出る
・濃い色の生地では、印付けに使うペンの色を選ぶ必要がある
・毛がさまざまな方向を向いているため、縫製時に毛を巻き込みやすい
・色展開がもう少し豊富だとうれしい

とくに裁断時の毛くずは思っていた以上に出たため、ゴミ箱などを近くに置いて作業すると後片付けが楽だと思います。

初めてボア生地を使う人にも手に取りやすい

ぬいクロスパウダーボアは、初めてパウダーボアやポリエステルボアを使ってぬいぐるみを作ってみたい方にも、手に取りやすい生地だと思います。

私自身、初めてぬいぐるみを作ろうと思って手芸店を回ったとき、店頭で見つけられたふわふわした生地がこの「ぬいクロスパウダーボア」でした。

その後もユザワヤやオカダヤなどの手芸店を見ていると、比較的見かける機会が多い商品だと感じています。

ネット通販だけでなく、実店舗で実際に手触りや色味を確認してから購入しやすいのは、大きなメリットだと思います。

特にボア生地を初めて購入する場合、

「思っていたより毛が長かった」
「触ってみると想像していた質感と違った」

ということもあると思います。

そのため、実物を触って選びたい方にも向いていると思います。

どんな作品に向いている?

メーカーでは、ぬいぐるみ作りや推しぬい用の着ぐるみなどに適した素材として紹介されています。

実際、推しぬいのパーツや着ぐるみを作る用途にも使いやすいと思います。

一方で、私は小動物のぬいぐるみ作りに使用しました。

ふわふわ・もこもことした質感なので、うさぎやくまなど、毛のある小動物をイメージしたぬいぐるみにもよく合うと感じました。

今回作ったうさぎのぬいぐるみでは、体に「ぬいクロスパウダーボア」を使い、耳の内側には同じ清原の「ぬいクロスボア」を組み合わせました。

素材感の違う生地を組み合わせて使うのも面白いと思います。

同じシリーズの「ぬいクロスボア」と組み合わせても使いやすい

同じメーカーから「ぬいクロスボア」という生地も販売されています。

こちらはパウダーボアとは質感が異なり、個人的にはポリエステルスエードのような、毛足が短くなめらかな印象の生地です。

手芸店ではパウダーボアと一緒に並んでいることも多く、作品の一部分だけ質感を変えたいときにも使いやすいと思います。

私は、うさぎのぬいぐるみの耳の内側に使用しました。

ぬいクロスパウダーボア(パールホワイト)とぬいクロスボア(さくらミルク)
ぬいクロスパウダーボア(パールホワイト)とぬいクロスボア(さくらミルク)
楽天市場でぬいクロスボアを見る

価格も手頃で試しやすい

私が購入したときは、約70cm×30cmの1枚が400~500円ほどでした。

ぬいぐるみを初めて作るときは、

「ちゃんと完成できるか分からない」
「高い生地を失敗して無駄にしたくない」

ということもあると思います。

その点では、比較的少ない金額から試せるので、初めてボア生地を使ってみたい方にも挑戦しやすいと感じました。

※価格は店舗や購入時期によって異なる場合があります。最新の価格は各販売店でご確認ください。

ぬいクロスパウダーボアの現在の価格・在庫を見る

楽天市場

少し気になったのはカラーバリエーション

個人的に少し残念なのは、カラー展開がもう少し多ければうれしいという点です。

現在の色も使いやすいカラーがそろっていますが、

・水色
・青
・黄色
・オレンジ
・緑
・黄緑

など、さらに幅広い色があると作品の選択肢が増えそうだと感じました。

今後カラーバリエーションが増えてくれたらうれしいです。

まとめ

ぬいクロスパウダーボアを実際に使ってみて、特に良かったと感じたのは、

・ふわふわ、もこもことした肌触り
・手縫いでも針を通しやすい
・多少ラフな縫い目でも毛足が自然に隠してくれる
・実店舗で見つけやすく、質感を確認して購入しやすい
・比較的手頃な価格で試しやすい

という点です。

一方で、裁断時には細かな毛くずがかなり出ることや、ココアブラウンのような色では毛流れによる濃淡が出る点には注意が必要だと思います。

個人的には、初めてボア生地を使ってぬいぐるみを作ってみたい方や、ふわふわした小動物系のぬいぐるみを作りたい方に、試しやすい生地だと感じました。

私はパールホワイトとココアブラウンを使用しましたが、どちらもぬいぐるみらしいやわらかな質感を出しやすく、また使ってみたいと思える生地でした。


ぬいクロスパウダーボアを探している方は、現在の価格や在庫を各ショップで確認できます。


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